2016年1月14日木曜日

(100)賢人は、この自然の世界は単なるまぼろしで、天国の写しにすぎないと言っている。


「賢人は、この自然の世界は単なるまぼろしで、天国の写しにすぎないと言っている。この世が存在しているということは、ただ単に、完全なる世界が存在するという証拠にすぎないのだ。目に見えるものを通じて、人間が霊的な教えと神の知恵のすばらしさを理解するために、神はこの世界を作られたのだ。それが、行動を通して学ぶとわしが言ったことなのだよ」



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp153



プラトンのイデア論のことを言っていると分かったのは、だいぶ後になってからです。海と空が美しいと言うとき、海と空をどんなに細かく見ても、美しさそのものを探し出すことはできません。でも、美しいことは、なぜだかわからないけれど、理解できる。古代ギリシャのプラトンは、このことの理由を、ここにはない別の世界にある「美しさそのもの」を人は覚えていたからだと説明します。また、現象界の移ろいではなく、イデア界の本質を志向することが、人間が行うべき正しい道だと述べます。例としてプラトンは、洞窟で影絵を見せられて、それが本物だと信じている囚人を挙げます。そして、洞窟を出て、本当の世界を見ることの大切さを説きます。錬金術師も行動を通じて本質を学ぶことの意義を少年に伝えています。



今日のインプット

■英語 5分


英語は、TOEFL対策(スピーキング)。



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