2016年2月22日月曜日

『図解 はじめての企業買収』

アーンスト・アンド・ヤンク・アドバイザリー株式会社;アーンストアンドヤンク・トランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社(2013)『図解 はじめての企業買収』中央経済社


<きっかけ>
・先輩に感化され、M&Aに興味を持った。


<読む前に期待したこと>
・M&Aで失敗しやすいポイントを記録する。
・FAにできることとできないこと、得意なことと苦手なことは何かを知る。


<実際に読んでみて>
・M&Aアドバイザーの業務内容は、主に「交渉」と「調査・手続き」(pp25)とある。交渉を支えるためには買収価格の許容範囲を持っていることと、調査・手続きを進めるためには俯瞰的に管理をすることが重要だと気づいた。

・デューデリジェンスは、財務のことばかりだと思っていたが、年金と環境、知財もあると気がついた(pp41)。

・デューデリジェンス業務を担うプロフェッショナルの記載がある(pp43)。国内の一般のM&Aであれば、監査法人グループをメインにして、法務デューデリジェンスを法律事務所系にお願いするのが無難と読めた。しかし一方で、監査法人グループにあらゆる分野にスターが揃っているとは思えないので、どこに弱いかを見極めて、専門のコンサルに任せるのがよいと思った。

・買収価額の交渉において、メーカーの場合は設備投資で数値が変わってくるので注意が必要(pp69)。投資計画は細かく見ないといけないと感じた。

・業務プロセスやITシステムの移行で失敗する例も多い(pp92-93)。システム統合がスムーズに進むか、買収決定前に確認しなければならないと気がついた。

・クロスボーダーM&Aの失敗例として、下記がある(pp100)ので、対策を考えてみた。

①情報提供を依頼しても、相手の社内資料が整備されていない → その資料は何のために必要なのか考えた上で、代替できそうな資料を出してもらう

②買収先の会計基準が、監査報告書に記載されている基準と異なっていた → 監査報告書に記載されている基準で作った財務諸表と、現在の基準で作った財務諸表の違いを監査法人に出させる。

③土地の実際の所有権が確認できない → 近所の人に確認。買収価格にリスクとして反映させる。

④統合の許認可がなかなか取得できない → 当初のアドバイザリー契約に統合の許認可が降りなかった場合のフィーの計算も盛り込む。

⑤統合による本社移転の際、転居に対する従業員の抵抗が思ったよりも高く、人材流出が起きる → 人材の引止めに関する契約を事前に締結する。

⑥買収後に日本語のうまいスタッフを抜擢したところ、本当のキーパーソンである別のスタッフはやめてしまった → 幹部人材の退職に関する契約の事前締結。


<その他>
・知りたいことを持った上で読んだため、10分で読めた。






今日のインプット

■ファイナンス 35分


ファイナンスは、教科書縦串(債券価格と利回り)。

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