2016年4月12日火曜日

従業員に切れられる

新卒で入社して周りの先輩と比較してみて、ごりらは複数の仕事を並行して走らせることは得意だと思っていました。情報処理能力が(同じ会社の人と比較して)優れていると分析していたのです。メールの見落としが少ないことと、やるべきことの優先順位をつけて取り掛かるまでのスピード、仕事を積極的に学んで周りのメンバーに分かりやすく共有するスキルなどは、その能力の現れだと思っていました。


しかし、海外に出てその自信は粉々に粉砕されました。詳しくはこれからの記事で紹介しますが、仕事が多くなってしまっているとき、特に心の余裕がありませんでした。ごりらは、忙しいときに話しかけられたり、期限の短い仕事を頼まれると機嫌の悪さを隠せません。


海外で勤務してから、ある日同僚が、ごりらのご機嫌斜めモードのときに何度か話しかけられてきました。おさる君とでもしましょうか。当時ごりらは、上司から指示をうけた資料を作成していました。その資料はすでに締め切りを越えており、朝、昼と上司から早く完成するようにと詰められています。なお、ごりらの上司は、おさる君のことを非常に低く評価しており、あの手この手を使って退職させようとしていたことも付け加えておきます。

(1回目)
おさる               「なあごりらよう、これ教えてほしんだけど」
ごりら       「(パソコンを見ながら)あとにしてくれ」
おさる               「お、おう・・・。いつならいいの?」
ごりら               「後で話しかけるから」
おさる               「・・・わかったよ。またな」

(1時間後)
おさる               「ごりらー。いいかい」
ごりら       「・・・(完全無視でパソコンに向かって何か打っている)」
おさる               「・・・いつなら時間ある?」
ごりら               「わからない。でもさっきこちらから話しかけるって言った。」
おさる               「うん。でもこっちも急いでる。さっきメールも送った。そう、それそれ。ここでさ、間違いを直すには・・・」
ごりら               「いやいやいや、ちょっとまってくれよ。こっちもボスの指示ですぐ作らなきゃいけない資料があるんだ。こっちから話しかけるからさ」
おさる               &%■△$Ω#@Π# !!!!」


とうとう、おさる君はごりらのぞんざいな態度に切れてしまいました。回りのものを蹴飛ばして、執務室を出て行ってしまいました。


そのときになってやっと、ごりらは気づいたのです。仕事の優先順位を考えるのは大事で、同僚の依頼よりも上司の指示を優先するのは当然です。しかし、大前提として、人として敬意を持って同僚と接することができなければ、プロフェッショナルとは言えない。思えば、日本でも程度の差はありますが、同じような態度を同僚にとってしまったことがあると、反省しています。


おさる君とは、1週間後に和解し一緒に飲みに行きましたが、結局彼は退職することになりました。今も、そのときに一緒に飲んだウォッカを見ると、もっとごりらが精神的にタフで、おさる君を助けることができれば違う未来もあったのではないかとちくりと胸に痛みが走ります。





今日のインプット

なし

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