2016年4月17日日曜日

締め切りを越えても、くさらず前進する

今日は、他者を巻き込む時間管理について苦労したことを記載します。


現地従業員については、こちらが黙っていても進捗報告をしてくれる人は奇跡に近い確率でしか遭遇しませんでした。第三者から指摘されてから相談してくれるのはまだいいほうで、締め切りを越えてしまっても、改善策を考えることなく、まるで何事もなかったかのように稟議書を出してくる兵もいました。税務登録番号や損害保険の更新、就業規則の更新届出といった重要な書類についても、何度もぎりぎりのところで戦いを繰り広げていました。


他社も含め駐在員によっては、「現地人は、生来怠け者で責任感がないからだ」と決め付ける方もいましたが、ごりらはそうは思いません。日本人との違いは、見えている情報の差と、職務範囲の説明をしていないことに由来しているのだと思います。勝手にやってくれるだろうと想像する日本人が悪いのだと思います。エクセルやアウトルックで締め切りがわかるような仕組みを作って自分で管理してみて、うまくいきそうだったら現地従業員に少しずつ教えて現地化を進めるのが日本人駐在員の仕事だと考えています。


これまで一番危なかったのが借入契約の締結です。日本では金融機関から法人としてお金を借りるときは書式が決まっているのですが、赴任した国では金融機関によって全然違うのです。タイムテーブルを作るのですが、法務部や弁護士法人の監修を行ったり、役場での公証手続きが本当に計画通り進まず、資金が必要な3日前になってやっと借入枠が準備できるといったこともありました。


どの案件にも共通して大事なことは、何が起きても遂行するという強い意思だと痛感しています。日本本社は、責任を取らないのに口を出してきます。決断するまでに全てを理解しないと気がすまない質問魔も現れるでしょう。現地の役場は、なんだかんだと理由をつけて賄賂を請求してきます。会社の法務部は、瑣末な条項が会社を将来揺るがすきっかけになると経営者に熱弁して不安を煽ります。上司は、面倒なことは関わろうとせず、あなたに全部遂行責任をなすりつけてきます。それでも、精神面でずたぼろになりながらも、当初の期日は越えてしまっても、社内からは批判の声が上がったとしても、遂行してみせることが、日本から送り込まれた駐在員の価値だと考えるのです。


しかし一方で、熱い思いがあっても一人でできることには限界もありますので、プロジェクトを分解して現地従業員に細かく支援してもらうなど、人を巻き込む仕組みを作ることも必要です。


これから海外駐在する人に一つアドバイスすることがあれば、何かを依頼して現地従業員が締め切りの時間をすぎて、督促したときに「あと5分」と言われたときは、たいてい大きな問題が起きており、もっと詳しく聞いていかないといけないということです。「あと5分」は信じてはいけません。


自分でがんばれるところはがんばり、少しずつ現地従業員だけで期日どおりに遂行する文化が根付くことができれば、会社として大きな前進だと思います。 







今日のインプット

■FP3級 2時間30分
■法人営業力強化・事業承継・M&Aエキスパート試験 15分


FP3級は、問題集縦串(ライフプランニングと資金計画)。法人営業力強化・事業承継・M&Aエキスパート試験は、問題集縦串(事業承継関連税制)。

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