2016年4月20日水曜日

脅し系上司の腹のうち

あなたが若くして海外赴任したとしたら、その国にはほぼ間違いなく日本人の上司がいます。中には公文式のように、20代で現地法人の社長として送り込まれるような会社もありますが、普通は日本人上司がいるでしょう。上司は、サービス業であれば社長か、製造業であれば工場長かもしれません。


海外駐在上司には4通りのタイプがいます。

(1) 出世街道を爆走中で、本人の希望もあり海外拠点で実力を忌憚なく発揮している (自分の意思で、積極的に海外を目指す)
(2) 家庭やプライベートな事情で、日本以外で働くことを希望した結果として海外で働く(自分の意思で、消極的に海外を目指す)
(3) 役員ともめて日本で現在ポストを用意するのは難しいが、本人の出世意欲は高く、部下からの人望もあるため、海外に派遣して一旦冷却期間を置く(人事の都合で、積極的に海外を目指す)
(4) 年齢が高いものの出世が頭打ちの可能性が高く、日本でポストが準備できないため、本人の希望とは関係なく海外拠点を転々としている (人事の都合で、消極的に海外を目指す)


どうでしょう。(1)から(4)まで、上司として一緒に働きたいのはどのタイプでしょうか。(1)の上司と一緒に働くと一番自分の成長になると考えますか。それとも、(3)の上司にいろいろ教えてもらいたいでしょうか。
ごりらが海外で一緒に仕事をしたのが一番多いのが (1)のタイプで、ゴルフやプライベートで親しくさせてもらったのが、(3)(4)の方です。(1)の人と一緒に働くのは大変ですよ。


まず、実績を出すことにとことんこだわります。それこそ、離職率が年間200%になろうが気にせず、駐在員・現地従業員問わず従業員から人気がなくても一向に気にせず、後方部門であれば今日やるべきことは今日終りにしない限り帰してくれません。営業部門であれば、数字へのこだわりというか、詰め方が本当にきついです。このような上司の元では、給料分の働きをしない従業員や、目標を達成できない従業員は人にあらずといった扱いを受けます。


次に、日本本社向けの仕事に命を懸けます。なぜなら、将来日本に帰任する際に、少しでもよいポジションで栄転するためには、上の覚えを少しでもよくしておきたいと考えるためです。特に、日本から偉い人が視察に来るときは、日本人駐在員をはじめ、日本語の報告書が書ける周りは深夜までしおり作りが大変です。何度も何度も修正が入ります。


1)の上司は、癒し系ならぬ脅し系上司です。「駐在員はいくら人件費かかるか知ってるのか」「嫌なら日本に帰れ」「この案件がだめになったら日本に帰るつもりで仕事してるんだよなあ?」と、駐在員のパフォーマンスを脅しによって高くしようとしてきます。


最初は脅し系上司の下で、耐え難きを耐え 忍び難きを忍び働いていたごりらでしたが、ある時から、なぜこの人は脅し系になったのかを考えるようになりました。


自分と同じ目線で相談できる相手がいない中、
生産性の意識が低い職場に経営管理の指標を導入し、
きちんと決まった時間に報告・分析するまで根気強く促し続け、
経済的動機で働く従業員にミッションとビジョンを何度も説明して職場に浸透させ、
他国でのベストプラクティスを展開しようと一人で仕組みづくりを進め、
従業員が不正していないか、さぼっていないか神経をすり減らして見張り、
日本本社の頓珍漢な指示を何とかやりすごし、
せっかく育てた中間管理職も他社に引き抜かれてしまうのに、
人件費だけ高い新任駐在員がやってくる



脅し系上司は待っているのです。信用できる右腕がやってくるのを。脅し系上司と同じ目線で考え行動して、こまめに報告することができれば、信用を勝ち取ることができます。時間はかかりますが、ひとたび脅し系上司の内側に入り込むことができれば、仕事のやりやすさや充実度が代わってきます。




今日のインプット

■FP3級 30分


FP3級は、問題集縦串(リスク管理)。 






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