2016年4月22日金曜日

仕事が終わらない(下)

仕事が大量にあることに対する困難を完全に克服できたわけではありませんが、ごりらがこの失敗から学んだのは、①常に仕事の現状把握を行い、優先順位をつけて対応する、②期日に間に合わないときは、なるべく早く依頼者に伝える、③自分の専門分野を持っていないと、会社に振り回される、の三点です。


一点目は、現状把握を常に心掛けることです。この年以来、ごりらは自分の手帳の最初のページに毎年「現状把握」と書いています。どんなに忙しくても、まず、自分が何の仕事を抱えているのかを必ず確認したうえで作業を始めるようにしています。そうでないと、自分が好きなこと、自分が得意なことを優先してしまい、緊急度は低いものの重要なものを後回しにしてしまうからです。特に、自分がまだ対応したことのない作業については遅れ遅れにする傾向がありましたので、作業の段階を細かく切ってリストアップすることで作業に対する抵抗感を払拭しました。


さらに、自分がどれくらいの仕事を抱えているのかを他者に説明するのも学んだ点です。単に忙しい忙しい言うのではなく、自分が今締め切りを越えたレポートを何本抱えていて、さらに追加で上司からは何らかの指示があった場合、現状を伝えたうえで、他の人に仕事を振るようにお願いするか、上司に行ってもらうことも言わなければなりません。上司には仕事が遅いとか小言も言われるかもしれませんが、会社として成果物を期日どおりに提出するためには、自分では間に合わないことを伝えることがベストだと考えています。


最後は、自分の専門分野を持っていないと、いつまでたっても自分は幹部候補生という名の「便利屋」扱いだと痛感した点です。日本語ができるからこそ依頼されるレポートは、専門性は低く、長時間労働になりがちでした。長時間労働だと、将来に向けた勉強もできないし、将来に向けた勉強ができなければ、一芸に秀でていない駐在員は会社としては便利屋の仕事しかさせることができない・・・・といった悪循環が続くように思えました。これは、海外で経験したすべての拠点で痛感しましたし、他の駐在員も同じ問題に直面しているように思えました。ごりらの見た限りでは、システム系と財務経理系の駐在員は、社長からも一目置かれ、割と自由度の高い仕事ができるようでした。紆余曲折はありましたが、今、ごりらは財務経理系の一応は専門家として上司とその上司からも認めてもらっており、他社からも一緒に働かないかという話も頂いていますので、毎日、涙目で仕事していた苦しみが今、活きているのだと思います。


参考までに、財務経理で今何ができるか記載しておきます。ごりらの付加価値のポイントは、「財務経理の専門知識 × (英語 + 現地語) × 教えて再生産するスキル」の掛け算だと思います。どれも最高レベルではありませんが、掛け算をすることで、なかなかいない人材になれているのだと自負しています。


・会社の活動の仕訳の全てを自分で作成でき、かつ、英語と現地の言葉で教えることができる。
・エクセルだけで仕訳から残高試算表を作ることができ、さらに残高試算表から損益計算書と貸借貸借表が作れ、かつ、英語と現地の言葉で教えることができる。
・チームをまとめて月次財務諸表を2営業日以内に作成できる
・損益計算書と貸借対照表、キャッシュフロー計算書の月次要旨、予実分析を経営層に英語で報告できる
・損益計算書と貸借対照表の見方を英語と現地の言葉で教えることができる。
・監査法人に会社で発生したすべての会計処理の背景を英語で説明できる。
・監査法人と会計処理の変更について英語で交渉ができる(必ずしも全てPASS AUDITできるというわけではない)。
・銀行向けの月次業績資料を英語で作り、自社の状況について英語でプレゼンができる。
・経営成績と他行からの借入状況を元に金融機関と英語で交渉して自社に有利な資金調達ができる。
・フリーフォーマットで資金繰り表を作成することにより余裕ある資金繰り計画を実行でき、かつ、英語と現地の言葉で教えることができる。


海外に出たころは毎日がつらくて、毎朝社長との打ち合わせが終わった後、何度も「あの、すいません、やっぱり日本帰してもらえませんか?」と何度も口から出かかりました。今、できることを書き出してみて、多くの人の助けをもらいながら、ここまでできるようになったのは、少し誇りでもあります。今後は、苦しみもがきながらも体得した知識を、後輩が苦しまずに学ぶ土壌を会社で作るとともに、機密情報でない部分で、役に立ちそうなところはブログで発信していきたいと考えています。




今日のインプット

■FP3級


FP3級は、問題集縦串(リスクマネジメント)。




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