2016年4月11日月曜日

RONはいくらか

海外にも、いろいろな日本人コミュニティがあります。その国に日本企業一丸となってロビー活動を行う日本人商工会や、レクリエーション的な企画を提案・実行する日本人会、県人会や同じ大学卒業生の集まりなんてものもあります。


少し残念だったのは、これらの集まりの中では見えないヒエラルキーがあり、その中でも理事や役員になれる人というのが暗黙のうちに決まっているということです。ある財閥系の企業の方などは、商工会の役員だけでなく、会員にすら現地で起業した会社(現地に住む日本人個人が出資している会社)には入ってほしくないと公の場で話されていました。


確かに、現地で起業した人の中には、その国あるいは別の国で法律すれすれ、あるいはアウト! なことをしてきた人もおり、商工会としては、そういった企業を正会員として受け入れることで、まともな企業であるとお墨付きを与えてしまうことを避けたいと考えているようでした。


しかし、日本人商工会という名前をつけて活動するのであれば、会社をえり好みせずに受け入れるべきでだと思います。もし、現地で起業した信用力の低い会社を呼ばずに集まりをしたいのであれば、別の団体を作ればよいわけです。あるいは、日本人商工会への出資金額に応じて議決権を付与し、この議決権に応じて現地政府への提案議案の決定、予算の配分、役員の選任を行ったらよいと思います。


商工会に対するごりらの2人の上司の態度は、商工会には何も期待していないという点では一緒でしたが、二人目の上司のほうがは断れず、気がついたら商工会の役員に就任していました。


上司A 「日本人の集まりはまったく役に立たない。今のうちの会社の状態では、情報と金と時間だけ吸い取られる。無駄無駄無駄無駄。勧誘の電話・アポも取り次がないで」

上司B 「断れなかったから役員やることになっちゃったよ。まあーうちも日本ならそれなりの企業だからね。一つ日本のために一肌脱ごうか。えっ、月に2回、昼間に会議? まあしょうがないねー。仕事のほうはよきにはからっといて」


ごりらも最初は上司Aの影響もあり、上司Bの役員就任に懐疑的でした。早い時間から始まる懇親会も含めれば、時給5,000円以上のうちの会社の人間を月に10時間くらい拘束しておいて、それ以上のリターンがあるのかな、と思っていました。


上司Bの役員就任により役に立ったことは、税務・労務法が改正された場合、上司Bを経由して情報が手に入ったことです。その情報を法務・人事・財務部の現地従業員と連携して会社としての対応を早期に行うことができました。


一方で、よくわからない寄付の依頼を上司B経由で受けることもしばしばで、社内向けの資料作成に苦労しました。ということで、タイトルにもあるとおり、RON : Return On Nihonjinkai (リターン オン 日本人会)は法律改正の情報ソースが別にあるのであればマイナスになりそうです。経済的合理性は考慮せず、上司Bには会社を代表してボランティアで就任してもらっていると考えています。


ごりらが将来、商工会で責任のある地位についた場合、こんなことをやってみたい秘かに思っています。

 会社を騙した現地従業員の情報共有 (特に、日本語の話せる現地人)
 現地の要注意取引先リスト(支払遅延、納品の大幅遅れ、不誠実な会社)の共有


メールや口頭で単発的にこういった情報が今もごりらのところにも下りてきますが、もっと組織的に情報を共有して一社の失敗から学習したほうがいいんでないの、と思います。一方で、そんなリスト作ってしまったら、真っ先に最初で登場した、日本人商工会に本来入ってほしくない会社がリストに入ってしまい、あとで入会したときに気まずい思いをするか、商工会が訴えられるかもしれないリスクを孕んでいるんですね。


うちの会社クラスでは、関わらないほうがいいかもしれません。





今日のインプット

■FP3級 30分


FP3級は、問題集縦串(ライフプランニングと資金計画))。




0 件のコメント:

コメントを投稿

関連記事

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...