2016年6月19日日曜日

(141)なべが冷えた時、修道士と少年はそれを見て目がくらんだ。


なべが冷えた時、修道士と少年はそれを見て目がくらんだ。鉛はなべの形に固まっていたが、すでに鉛ではなかった。それは金になっていた。
「私もいつか、この術を習えますか?」と少年はたずねた。
「これは私の運命だ。おまえの運命ではない」と錬金術師は答えた。



パウロ・コエーリョ著;山川絋矢・山川亜希子訳(1994)『アルケミスト ー 夢を旅した少年』地湧社、pp187



これまであまり見せ場のなかった錬金術師ですが、少年との別れの前に、鉛を金にして見せました。少年を弟子と認めた錬金術師が、「これは私の運命だ。おまえの運命ではない」と言うのは、鉛を金に変えるだけが錬金術師の条件ではないと伝えたかったのではないかと思います。





今日のインプット

なし

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