2017年9月24日日曜日

ODAは削減すべきか

英検スピーチの素です。英検1級の2次試験で問われそうなテーマについて、考えたことを英語で書いてみました。



<きっかけ>
会社の経費削減の議論で、政府開発援助(ODA)の例が出たので興味を持ちました。



<日本語で考えたこと>
日本のODAの額を調べてみると、支出総額ベースでは、2015年の実績では世界第4位でした。GDPが3位であることを考えると、それほど悪い数字ではないように見えます。




(出典:外務省ホームページ


一方で、一人当たり負担額を見ると、日本は1位のノルウェーの10分の1程度となっており、ランキングでは19位です。ノルウェーの一人当たりGDPは、おおよそ日本の2倍ですので、一人当たり負担額が10倍のノルウェーは多くの予算がODAに割かれていることがわかります。






































(出典:外務省ホームページ



「豊かな国は、貧しい国を援助すべき」に従えば、日本はあと5倍予算を割くとノルウェーと同じ水準になります。


「いやいや、日本は一年に稼ぐ額の倍の借金があって、ノルウェーなんかはGDPの30%程度しか借金がないじゃないか。ODAなんて、ノルウェーみたいな豊かな国ががんばってやるものだよ」という意見があるかもしれません。


日本の経済が危機的水準であれば、確かにそうかもしれません。自分の国の経済状況が安定していないときに、他国の援助をしている場合ではないでしょう。一方で、日本の国債は日本人だけで保有されいることや、国債の金利は非常に低いことから、GDPに対する公社債の割合が多いことだけをもって、日本の経済は危機的だとは言えないと考えます。


また、「日本の経済が安定したら」という気持ちのあり方では、始めるのは大変だと思います。その時はその時で、いろいろ予算が必要になるのではないかと思います。ごりらの経験上、「自分が豊かになったら寄付する」と言っている人は、いつまでたっても寄付しません。同じ議論がODAにも当てはまるような気がします。


ODAの金額も、社会保障の額に比べると大きくはありません。財務省のデータによれば、社会保障に充てられる予算の1.6%が国際協力に充てられています。ここを削減することによって得られる国内への影響は大きいとは思えません。


個人的な経験を書かせていただくと、途上国の駐在時に、地元の銀行員、大学教員、税務署員が、ことあるごとに日本の支援に対して感謝の言葉を口にしていただきました。その時は、日本人であることをとても誇りに思えました。その国でのビジネスが円滑に進めることができたのも、先人たちのこういった支援があったからではないかと感じています。


たしかに、支援が必要な人にうまく行き届かないといった問題や、いったんできたインフラを維持するだけの技術がないといった問題もあります。しかし、支援が正しく使われていないことが、支援しないことの決定的な理由にはならないとごりらは思います。



<英語の構成>
結論 → 理由①②③ → 結論




<英語でまとめ=スピーチ原稿>



Although some people think that Japan should spend more budget on domestic care giving instead of Official Development Assistance (ODA), I contend that Japan should not curtail Japanese ODA any more for three reasons.

First of all, given Japanese economic maturity, it is the duty for Japan to support other countries. Historically Japan also enjoyed assistance from developed countries since the Meiji Restoration. Now it is a time for Japan to aid other developing countries. According to Ministry of Foreign Affairs, ODA per capita in Japan in 2015 ranked nineteenth in the world while Japanese GDP ranked the third. The richer a country is, the more duty a country has to aid others.

Secondly, it is important for Japan to keep supporting other developing countries at the same pace. Although Japan is suffering from declining population and aging society now, it should not curtail the amount of ODA. In 2006, Japanese ODA ranked second in the world but it ranked fourth in 2015. Some people may argue that Japanese government should help domestic people first and aid foreign people after it becomes ready. But it is questionable that when we can say we are ready to support others. Domestic care giving budget and ODA should be considered in a different wallet.

Finally, ODA support will pay not only in a tangible way but also an intangible way. When I was working in a developing country a few years ago, I felt proud that many local officers in a tax office, university, and local bank expressed their appreciation from the assistance from Japan so far. Without these historical support, our business could not go smoothly. It seems that many policymakers overlooked invisible benefit from ODA. Given that more and more Japanese firms run business overseas, it is important to keep spending ODA at the same pace.

    
  In conclusion, Japan should keep the same pace for ODA for three reasons. It is not only a duty of developed countries but also trigger of circulation of support in the world.



<その他>
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