2017年12月3日日曜日

キャッシュレス社会はよいか

英検スピーチの素です。英検1級の2次試験で問われそうなテーマについて、考えたことを英語で書いてみました。



<きっかけ>
<日本語で考えたこと>

<英語の構成>
<英語でまとめ=スピーチ原稿>
<その他>



<きっかけ>
ロイヤルホストを運営するロイヤルホールディングスが、現金を受け付けないレストラン「
GATHERING TABLE PANTRY」の営業を開始したと聞いて、キャッシュレス社会が実現したらどうなるか考えてみたいと考えました。



<日本語で考えたこと>
「キャッシュレス社会」を、現金を受け取らない社会と定義して以下議論を進めます。


店舗で現金を持たないようになれば、少人数で夜間営業しているコンビニやファーストフード店の強盗が割りに合わなくなります。治安がよくなることに加え、店舗側でも防犯のためにしていたカメラや従業員教育のコストを削減することとができます。ひょっとしたら銀行の支店にもキャッシュは置かず、銀行強盗は死語になる日がくるかもしれません。


次に、キャッシュレス社会が実現すれば、取引の記録が残ります。今は無記名の電子マネーがありますが、将来的には記名式のみになって、誰がどんな取引をしたのか分かるようになるはずです(公開するかどうかは別として)。すると、非合法な取引は調べる気になったら後から調べることができてしまうため、薬物の売買や密輸などの抑止力として機能するかもしれません。


記名式で取引が見えるようになるシステムを構築するコストについて懸念を抱く方もいるかもしれませんが、ブロックチェーン技術という、中央の管理者がおらず、みんなが取引の台帳を持つことで取引の正しさを担保する仕組みを使えば、コスト的にも安くできることがわかっています。ブロックチェーン技術を実際に決済として導入するにはまだ乗り越えなければならない技術的・法的課題があるのですが、将来には一般的になっているのではないかと思います。


他にも、現金の流通にかかわるコストが削減され、国として生産性が高まることも期待できます。お金を鋳造、流通、保管、破棄する一連のコストは無料ではありません。また、小売店やレストランにおいて、店を閉めたあとの現金と帳簿の突き合わせは、結構時間がかかる仕事です。キャッシュレス社会が実現すれば、国全体での生産性が高まるものと考えられます。


ただ、ネックになるのは、クレジットカードにしろ、電子マネーにしろ、はたまた新しい仮想通貨にしろ、加盟店となるお店が受け付けるメリットが必要ということです。現金で受け取るのと比べて、その他の支払いは、精算が即日ではないことと、精算金額は中抜きされているということです。この点を上回るメリット(融資のサービスとセットになっているとか、販促の支援ができるとか)を示すことができればキャッシュレスは進むのではないかと思います。



<英語の構成>

結論 :キャッシュレス社会は役に立つ
理由①:店舗が現金を持つことによるリスクが減る
理由②:取引に足がつくため、犯罪を行おうとするインセンティブが減る
理由③:現金に関わるコスト削減と生産性向上が見込まれる

結論 :キャッシュレス社会はみんなを幸せにする



<英語でまとめ=スピーチ原稿>

  While some people have concern over cashless society, I think cashless society is eventually beneficial to everyone in three ways.
  
  First of all, if every transaction is made without cash, all the recipients of cash do not need to worry about an outside robber and inside fraud. Crime-prevention television, arrangements for two or more employees late in the night, anti-crime training is abolished if cashless society comes along. Rather, cashless society discourages potential robbers from carry into effect because there is no cash at cash registers.

  Secondly, cashless society serves as a deterrent to other crimes. Cashless society is a first step to realize the world where every financial transaction is traceable. If every transaction is traceable, peddling illegal drugs, illegal prostitution, and weapons can be observed by the authorities and those who are involved are identified easily. People under this circumstance are not encouraged to commit a crime for a living. What I am interested in now is block chain technology. It helps everyone see all the transactions in exchange for removing an administrator.

  Finally, the social cost to own cash is saved in cashless society. Minting coins is not for free. They are minted by taxpayers’ money. In addition, distributing, storing, and disposing cash also cost both the government and every related private party. Cashless society enables them to save those costs and enhance the productivity.  Some people may argue that small and medium shops cannot afford to install readers of digital money. The more shops, however, use the readers, the less the cost must be to install them.  Therefore, the day will finally come when every shop is ready to accept only digital money.

  In conclusion, all things considered, cashless society must be beneficial to every related members.



<その他>
他のスピーチの素はこちら


(2018年4月1日追記)
・日本の現金コストはGDPの3%に該当する16.5兆円であるという記事が出ていました。消費者目線で考えるならば、このコストが商品価格に転嫁されているとも言えて、減れば減るほどうれしいかもしれません。一方で、経済産業省の目線であれば、この16.5兆円が削減されても、その代わりにGDPは何になるのか、といったことを考えなければならないと思います。



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